アビシニアンについて


Abyssinians
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アビシニアンについて

アビシニアンの発生は古代エジプトのナイル川流域、あるいはインド洋に面した東南アジアなど諸説あります。アビシニアンの名前のルーツは、1874年イギリスで、兵士がアビシニア高原(エチオピア)から連れ帰った珍しい猫と紹介され、アビシニアンの名称が決められたと言われています。
最も古くから人間に飼育された「古代エジプトの家猫」を伝承していると考えられている猫アビシニアンは、その後イギリスからアメリカへと渡り、現在のスタイルが確立されました。
今では、その賢く気高く、甘えん坊の性格と、鈴をころがしたようと例えられる独特な愛らしい声、さらにエレガントなルックスで、世界各国で多くの人々に愛されています。

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●アビシニアンの特徴●
簡単な特徴を表にしてみました。
全般 中型のすらりとしたフォーリンタイプ。
基部が太く先細りの真直ぐな長い尾、細っそりとした四肢と楕円形で小さい足先、筋肉質で中くらいの長さのボディーと、そのすべてが均整がとれていて、しなやかで美しいラインを描きます。
頭部 ペルシャのように短くも無く、サイアミーズのように長くもない、中間の長さの顔立で、へん平なところの無い、すべてが緩やかな輪郭の頭部をしています。
ほほから頭部に続くラインに、基部の幅広いカップ状の大きな耳が付く。
アーモンド型で、大きく、輝きがあり、表情に富んでいます。
アイカラーは、グリーン、ゴールド。
皮毛 つややかで光沢がある中くらいの長さのショートヘアー。手触りはやわらかく絹のような毛質で、適度な弾力があります。
パターン 毛の1本1本には、ティッキングと呼ばれる、濃い色と薄い色が、根元から先まで交互になっている様子が見られ、全体的には独特な輝きを見せます。
四肢のバー、胸元のネックレス、尾のリングは無い事が好ましいのですが、眉の部分のペンシルマーク、アイラインなど、顔に浮き出るパターンは、表情を豊かに見せる為大切に考えられています。
カラー ルディー、レッド、ブルー、フォーンの4色。
それぞれのカラーにマッチした暖かみのある色調が好まれます。

CFAにおいては、ソマリとアビシニアンの間に生まれた子猫は、たとえコートの長さがショートヘアーであっても、ソマリとして登録され、アビシニアンとしては登録されません。(TICAではアビシニアンとして登録されます)
また、シルバーなどのニューカラーについても公認されておらず、CFAで認められたアビシニアンのカラーは上記の4色だけです。



(C)Bigfountain Cattery-H.Yoshida




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